10月ももう終わりですね。朝晩の気温がグッと下がり、本格的な冬が近付いています。
衣替えをしたり、ホットカーペットやこたつを出したり・・・
冬に向けての準備にもいろいろありますが、カーテンでも冬支度してみてはどうでしょうか?
これまで窓ガラスをエコガラスに替えたり、内窓を設置したりと、窓の寒さ対策をご提案しましたが、
寒さをやわらげる手段としてカーテンについても考えてみました。
◇カーテンの掛け方
厚地のカーテンとレースのカーテンの二重掛けがおすすめです。
布を二重にすると空気の層ができるので、保温効果があります。
そのうえで、一番寒さを阻止できるのが、天井から床までの長さのカーテンで窓をすっぽり覆って
しまうこと。
横幅も窓の幅より左右10㎝ほど長くすると、保温効果が高まります。
横は『リターン』というカーテンレールをUターンさせて窓の端を覆ってしまう掛け方にすると尚良いですね。
とは言え、カーテンの掛け方を変えるのって、結構大変ですよね。
上記の掛け方だと布面積が広くなるので、費用もかさむし、お部屋の面積によっては空間に圧迫感が
出てしまうかもしれません。
◇カーテン生地
カーテン生地によっても保温性がアップし、また見た目にも暖かさを感じることができます。
●アクリル
ウールに似た質感で、暖かみのある手触り。
毛玉ができやすい・静電気を発しやすい・高温に弱いという短所はありますが、
保温性に優れ、日光や外気の影響をうけにくい素材。
●ポリエステル
光沢があり、手触りも良く、きれいなドレープができる。シワになりにくい。
アクリルと同じで静電気を発しやすい素材ですが、強度が高く、日光やカビ・虫に強い。
●レーヨン
吸湿・放湿性に優れ、肌触りが良く、きれいなドレープができる。
短所は摩擦に弱く、シワになりやすい。
水濡れにも弱く縮みやすいので、洗濯はドライクリーニングの必要がある。
●ウール
保温性が高く、暖かみのある質感。
インテリアの中ではカーペットに使われることが多く、カーテンではあまり使われません。
●綿(コットン)
ナチュラルでやさしい風合い。手触りも良い。保温性もある。
比較的縮みやすく、シワになりやすい。日光で黄変しやすい。
素材そのものの特徴はありますが、糸の太さや織り方でも変わってきます。
より保温性をアップしたい場合は裏地をつける方法もあります。
また、カーテンの色や柄で視覚的に暖かさを感じることもできます。
春夏とは違った色柄のカーテンに掛け替えてみるのもいいかもしれません。
お部屋の雰囲気もチェンジして、楽しく冬支度できるといいですね。
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